目指すは未来だ!
FUTUREだ!
目的のエリアは仁淀川 すぐに見つかった
でも仁淀川のエリアって高知だったのね
どうりでナビが帰り道の高速は高知から乗るのを推奨するわけだ
高知は遠いから行かないよ
やりたくても諦めてと愛媛来る度言っていたけど、松風を一度はやっておいた方がいいなぁとずっと言い続けているみしかは、帰り道ナビを見て松風行けたね‥と残念そうだった
思えば何故あの時素直に松風を選ばなかったんだろう
この選択が後々たいへんな事のはじまりだった‥
大会が終わって、美味しいうどんを食べる、天然温泉入る 岩場に向かって夜車走らせる
石鎚山の途中で土砂降り 明日岩場大丈夫かなぁと思いながら就寝
次の日、目的地まで山道をグネグネ走らせる
東京から深夜走らせてる時に会ったトラックを発見!!
ここまで来るんだとビックリしたのと同時に、一緒に戦い抜いた同志みたいで何だか嬉しくなったので後ろをピッタリつけた 〔注 決して煽っては無い〕
途中同志は左に曲がり私は右、お互いここで別れを告げ、私はしばらく川沿いを走せ到着
目的のエリアは上から河原を眺めるとすぐ見つかった
ただ川原まで降りる道が草だらけで埋もれている
みしかはこの時点でやな予感がすると既にゲンナリしている
沢山ある蜘蛛の巣を祓い伸び放題の葉、木々を払い下に降りる
みしかの予想通り
川原だから凄く涼しいと思ってたのに、下に着いたら異常に蒸してて暑かった
そこから岩場に向かって川上に向かうハズなのに道がない それどころか木と葉が茂りすぎて周りが何も見えない
木にすっぽり囲まれている
我々のFUTUREが、速攻で消えそうになる
みしかはマスマスげんなり
でもここまで来たからには勿体無いので、とにかく葉を薙ぎ倒して岩がある方向〔全く見えないけど〕に向かおうと言って、私は道を作る事にした
未来向かって進むんだ!!
とりあえずこっちなら行けるかな?当てずっぽで草を倒していく、笹の葉が切れてすごく痛いから棒を振り回し足で葉を倒していく
荊はとても最悪で周りの木に枝を引っ掛けたり倒せるなら倒して進む
でも全然ダメ 奴ら枝がしんなりして弾力があるからすんなり通してはくれない
少し進んでは行き止まり
あっ川が流れててダメだとか、やばいハチだ!とか、ぬかるみにハマって足が落ちたとか、少し進んでは迂回してまた道を作っていくというのを何回も繰り返す
もう靴ドロドロ 腕、足首切り傷だらけ
周りが高い草に囲まれて何も見えないからどこまで進んだのか全くわからない
後方のみしかの方を振り返っても、なぎ倒す音はするけど姿は見えないから、こまめに立ち止まって大声で名前を呼ぶ
とにかく暑い中ハァハァ言いながら二人で無言で突き進む
アマゾンのジャングルってこんな感じなのかなぁなんとなく思った
川にはなるべく入りたくないけど、どうしても渡らなくては行けない箇所が何回かあった
みしかは水深が少し深いしマット背負ってるからと嫌がる〔私は全部みしかに荷物を背負ってもらっている〕
それを、最後まで希望を捨てちゃいかん、諦めたらそこで試合終了だよ
と言ったら、
いやいや大会昨日で終わってるし、それ知らないからと素気なく返された
中学生までは、このセリフを言うとヨーシ!!と言って何だかんだやってくれたのに、高校生になるとノリが悪くなったもんだよ
これがJKというものなのか‥〔道を作って進む〕
岩場まで、まだまだありそう
途中、深い水窪に当たり迂回も上手く見つけられず、流石に私も困ったと立ち止まった時、ちょうどオオスズメバチが、私の頭の上に止まった
私はこの前虫に刺されてアナフライキー起こして酷い目にあっている
ハチは多分刺されたらヤバいからねと言われてたから、見てるみしかが小声でどうしよう気をつけてと固まっている
オオスズメバチとは流石に私も参った
でもまぁいいや、みしかにそのトポで叩き殺せと言ったけど、みしかはそれは無理!!と言う
そして、たまっこ絶対焦んないでね刺激しないでよと言う
結局どうこうしてるうちに、ハチは背中にとまり、また頭にとまり、何処かに行ってしまった
後でみしかから聞いた話によると、もし殺したら万が一フェロモンで仲間を呼ぶかもしれないからダメだと言われた
そしてここにいるということは、蜂の巣があるかも知れない、本当に撤収した方がいいよと真面目な顔して言う
蜂に詳しいなんて
やはりJKになったからか‥
オオスズメバチの襲来、我々に未来はあるのか‥
近くにある小高い岩に登ったら、遠目に目的地の岩が見える
さっきよりは近づいてはいるらしい
ここまで散々苦労して進んだからやっぱり私は行きたい 未来に行きたいんだ
みしかにちょっと待っててと告げて
私は戻ってきた道を少し戻って迂回路を探す
少し深いけど大きい石を投げ入れて浅瀬を作れば行けそうなところを発見
なるべく大きい石を運んでバンバン川に投げ込む
鳳来以来の久々の作業 懐かしい
なんとか深いところは上手くハマったから渡れそう
みしかを呼んで 太腿までズボンを捲り上げて川に入る みしかはマット背負ってるからマットを持ち上げながらそっと進む
川を渡ったらみしかが、ハァとため息ついた〔‥‥みしか無言である〕
それを横目に、きっともうすぐだぞ!未来に向かってすすめー!と言って
私はまた進む
荊、笹、岩を何回も乗り越えて、
いきなり突然開けた場所に着いた
あの岩が目の前に見える
やっと着いたー!!!
サハラ砂漠でオアシスを見つけた気分になった
達成感が半端なくて嬉しくて振り返ってみしかーと呼んだら‥
みしかは居なかった‥
みしかーみしかー叫んでたら、暫くたって来たからどうしたのか聞いたら、マット背負ってるから、棘に引っ掛かってもがいてたんだよ
と言われた
‥たまっこは手ぶらデス‥
みしかよ 本当にありがとう
悲しいことに岩場が愛媛にきた中で1番暑かった
携帯見たら高熱らしくエラー起こしている
これが未来の地球なのか‥
みしかはようやく着いた岩場を見て感動というよりグッタリ、そして頭痛いと言う
とにかくすぐ我々は急いで岩陰に移動
横になっているみしか 私はその間川遊び
遊び終えて戻ったら、見てーたまっこ、みしかはちょうちょに懐かれたとニコニコしている
逃げないでずっとくっついて来るんだよと嬉しそう
私は、いやいやそれ単にみしかの汗の塩分吸ってるだけだから、シレッと返して、ちょい昼寝
目が覚めたらみしかがトポ見てた
暑いから登らないだろうなと思ったと言ったら、来たからには登るでしょと言う
岩メチャクチャヌメヌメらしい
さてお目当ての課題はというと‥
超時空‥蜂の巣ができていて出来なかった!👀💦🐝
〔とっくりバチかな??〕
それどころか、はじめ蜂の巣あるのに気がつかなくて、下からムーブ考える時少し触っていたらしく、見つけた時はゾッとしたらしい〔ちょうど触ってた時は蜂はお留守だったみたい〕
仕方ないので他の課題へ行くか
やはり変わらずヌメヌメ 2回すっぽ抜けた
〔というか、よくあの高さですっぽ抜けで上手く落ちれるもんだと思う〕〔リスクや色々考えて登るとかなんとかいってたけど、私にはよくわからかった〕
まぁこれも登れてよかったね
そしてまた頭痛がしてちょっと気持ち悪いと言う事でここで終了
全然気温が下がりません
みしかがまた横になっている間、私は蛇を追いかけていたコヤツなかなか動きが面白い
昨日の大会と移動疲れもあったのか、みしかは夕方まで横になっていた
今日は全然登れなくて悲しいからせめてもと帰り記念撮影するみしか〔みしか撮影〕
〔みしか撮影〕
あれ、急に雲行きが怪しくなってきたな
さて帰りますか
行きで開けた道を作ったので帰り道はスイスイ〜♪
凄い傑作でしょ
あっ、このトンボなんだろう?
駐車場着いたら、汗でズボンもティシャツもビチャビチャだったから、着替えるときに大会で貰ったウエットティッシュが丁度あったので早速体に使う
アルコール度数高いのか、スッキリというよりただひたすら痛かった
植物で切った無数の切り傷には特に沁みてメチャクチャ全身いたくて、2人でウヒヤァァ〜叫んでた
着替えたら車乗って、すぐ近くのコンビニにダッシュで向かう
2人とも普段買わないオロナミンCを何故か買い、アイスを買い速攻口に入れる
喉を通った瞬間すっごく幸せを感じた
帰りは高知まわりで帰る
素直に松風行ったらこんな事にならなくてよかったかなぁ と車走らせながらちょっと思ったけど
冒険ぽかったし、道は渋滞ないし〔気になった看板〕
〔南国、よいネーミングではないか〕
〔どれも高知産直のお肉や野菜を使った料理〕
〔鰹は厚みがあって美味しかった〕
高速のレストランで食べたご飯がメチャクチャ美味しかったし、お店の人も優しかった
高知の人は優しいし、野菜もご飯も美味しいし、自然が沢山あるし 水もきれいやし
全部ひっくるめてとてもいい一日であった!
また行きたい 次は真夏以外
バイバイ四国
おまけ‥四国の余韻に浸って大橋観ていたら、いきなり明日朝テストあるから学校絶対行く!
と突然言われました
時刻は夜8時‥急遽ノンストップの深夜運転‥